企業向けのVtuber活用ウェビナー「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」が2023年3月3日(金)に開催
企業向けのVTuber活用ウェビナー「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」が3月3日(金)に開催されます。(ウェビナーはWebとセミナーを合わせた造語で、オンラインで行われるセミナーを指すもの)
VTuberと言えば、YouTube上で配信活動を行い、動画内の広告やグッズの販売から収益を得るものが一般的ですが、企業の公式VTuberとして広報活動を主目的で行っている「企業系VTuber(企業公式VTuber)」というVTuberもいます。(厳密な定義はありませんが「企業勢VTuber」の場合は、事務所に所属して広告収益などを得ているVTuberの方を指すことが多くなっています)
そのように、ビジネスシーンで活躍するVTuberを運用していくためのウェビナーが、この「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」になります。
この記事では、「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」ウェビナーの概要や主催する会社・講師について、実際にビジネスで活用されている事例などをかんたんに紹介していきますので、参考になれば幸いです。
目次
「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」の概要
2023年3月3日(金)の17:00~18:00に、「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」が開催されます。
このウェビナーは、オンラインのLIVE配信で行われるセミナーで、「企業がVTuberを活用する意義」を伝える内容となっています。事前登録は必要ですが、受講料は無料です。
企業のマーケティング担当者や、オウンドメディアの運営担当者、メタバースなどの新規事業の担当者、動画を使ったプロモーションを検討している方などに向けての内容になっています。
開催時間は約60分の予定で、オンライン開催のためインターネットに接続できるものであればパソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末でどこからでも視聴ができます。
「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」ウェビナーの主な内容は以下の予定です。(変更の可能性もありますのでご注意ください)
- VTuberトレンドの概要
- VTuberを活用したプロモーションの利点
- メタバースでの活用の可能性
株式会社TooでDX推進部のゼネラルマネージャーを務める前澤良樹さんと株式会社Tooの公認VTuberである渋谷いずみさんが講師を務めます。
「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」を主催する「株式会社Too」について
「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」のウェビナーを開催する株式会社Tooは、創業1919年、設立は1970で創業100年を超える歴史をもつ会社です。
デザインや出版、編集、印刷、映像関係などを中心に多くのデザイン関連分野を扱っているため、デザイン・クリエイティブ製品全般を取り扱う総合商社と言えます。
今回開催するセミナーの他にも、VTuberの運用に関するセミナーやメタバース・VR技術や機器に関するセミナーを行った実績も持っています。
また、株式会社Tooでは、VTuberの制作プランや活用プランを取り扱っているため、実際にVTuberを運用する場合のノウハウも持っていると言えるでしょう。
講師を務めるVTuber渋谷いずみの紹介
渋谷(しぶたに)いずみさんは、株式会社Tooの広報担当社員として活躍しているVTuberです。
自身が所属する会社や取扱製品をアピールし、企業によるVTuberの活用実績を示すために活動しています。
プロフェッショナルとしての知識を持ちながらも親しみやすさを出していくというキャタクター設定になっています。この設定は、まさにVTuberが得意な分野と言えるでしょう。
主な活動は以下の通りです。
- 社内外のウェビナー、イベント出演(MCや広報として)
- 会社紹介、製品紹介動画
- 展示会接客
- 採用活動
実際にYouTube上のチャンネル内でも、VTuberの制作過程を紹介する動画や配信・活用方法を紹介する動画に出演し、解説を務めています。
解説動画では、企業の社員が実写で解説をするよりもVTuberのアバターを利用してキャラクターとして解説したほうが、ビジネス色をあまり出さずに親しみやすくできるではないかという点を考えて運用されています。
企業などがビジネスとしてVtuberを活用している例
VTuberをビジネスに活用すると聞いてもあまりピンと来ない方もいるかと思いますので、企業がビジネスにVTuberを活用した事例をいくつか紹介していきます。
食品メーカーの導入事例(株式会社Too公式サイト内の導入事例より)
「コロナ禍により売り場に入れるスタッフの数が制限されていたため、モニター越しにベテランスタッフが応対していたが、VTuberを通じて接客をすることでいくつかの問題点を解決した」という事例が紹介されています。
この事例では、実際のリアルな人物がモニターに映っていると話しかけにくいというお客様の声や、自分の顔がモニターに映っていることへの抵抗があったというスタッフの声を、VTuberとしてのアバターを利用することで解決しています。
株式会社Too公式サイト内の導入事例のところでは採用した企業のプロフィールや「状況」「課題」「導入効果」といったポイントも載っていますので、興味のある方はそちらをご確認ください。
企業がVTuberを広報に使っている例
企業が自社の広報活動のためにVTuberを使っている事例もすでに多くあります。
例を挙げると、サントリー公式のVTuber「燦鳥ノム」さんやウェザーニューズの公式VTuber「ウェザーロイドAiri」さん、ロート製薬の「根羽清ココロ」さんなど。
自社製品のPRをする動画だけでなく、VTuberに流行った歌をカバーした「歌ってみた動画」を投稿したり、事務所に所属する大手VTuberや個人で活動している中でも人気があるVTuberとコラボ配信をしたりをすることで、自社製品に興味がある人以外にもアプローチしていく戦略をとっているところが多い印象です。
そのため、「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」のウェビナーの内容にあった「VTuberトレンド」についての知識も必要になります。
企業がBtoBの場面でVTuberを使っている例
YouTubeで活動しているわけではないので厳密にはVTuberとは言えませんが、バーチャルなキャラクターという意味でVTuberと呼んでいる会社も多いのが現状になっています。
YouTubeなどで積極的に配信活動を行っているわけでないため、実際に使われているアバターやキャラクターを紹介することはできませんが、すでに企業同士のビジネスの場面でも、バーチャルなアバターを利用している事例があります。
主なメリットとして
- 動画に出演した社員が退職しても使い続けることができる
- 顔出しをしたがらない社員でも動画に出演できる
- まだ一般的ではないため注目されやすく、飽きにくい
といった点が挙げられています。
実際にはウェビナーや製品・サービスの説明動画、カスタマーサービスなどで利用されています。
カスタマーサービスのチャット欄には女性のイラストやアイコンを置くケースがよくありますが、VTuberを活用すると表情や動きも常に自由に動かせるため、より親しみやすくなっていると言えるのではないでしょうか。
自治体などがVTuberを広報に使っている例
一般企業だけでなく、自治体がVTuberを活用している事例も多くあります。
例えば、「VTuberが茨城県の職員」という扱いになっている「茨ひより」さんは、2018年の3月から活動し続けていて、初の自治体によるVTuber活動事例として英国放送協会(BBC)で紹介されたことでも話題になりました。
茨ひよりさんの事例では、県職員がやっているVTuberという扱いではなく、茨ひよりさんというキャタクターが茨城県の職員で、実際に県知事からの辞令を受けて茨城県の魅力を伝える広報活動をしています。
宣伝効果もしっかりと実績を出していて、これまでの宣伝方法で行った場合に換算すると2億4000万円もの宣伝効果になっているとの試算結果も出ています。
現在では全国各地の都道府県や市町村がVTuberを起用したり、すでに活動しているVTuberとコラボレーションを行ったりしはじめているため、VTuberを活用することは有効なプロモーション方法であると認知されだしていると言えるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで「企業がVTuberを活用したプロモーションに取り組む意義」の概要や主催する会社・講師について、実際にビジネスの現場で活用されている事例などを紹介してきました。
近年では、大手VTuberと自治体とのコラボ企画も増えていますし、これから増々多くなっていくと予想されています。
まだまだ伸び続けているVTuber市場やメタバース市場、VR市場に参入を考えている方は、ウェビナーに参加してみるのも良いのではないでしょうか。