
様々なVtuberが日々誕生するなか、歌うま系Vtuberもまた競争を激化させている
そんななか際立つのは、歌うま×〇〇という別の属性と融合したVtuberではないだろうか。
本記事ではそんな一筋縄ではいかない、クセの強い歌うま系Vtuberを3人紹介する。
目次
1人目 歌うま×ギャグセンス
まちたちま(プロフィール)
”16歳の高校一年生。歌手になることが夢で日々歌の練習に励んでいる。夢の実現に少しでも繋がればと思い配信を始めた。
一人暮らしは寂しいので、ゴンザレスという名前のハムスターと一緒に暮らしている。”(にじさんじ公式サイトより引用)
まちたちまはにじさんじに所属するVtuberであり、一時期の休止をはさみつつも復帰後にブレイクしたVtuberである。
にじさんじが好きな方であれば、活動再開とともに参加した大会での「Caro mio ben」を記憶しているだろう。
当大会は簡単に言えば、審査員を笑わせたら勝ちというルールである。
その大会で、まちたちまはどんなパフォーマンスを見せたのか……
※「Caro mio ben」は35:13~
まちたちまのセンスはとどまることを知らない。
まちたちまのネタ歌代表作を挙げるとするなら、1つは「Caro mio ben」であり、双璧をなすのは「ダジャレ―ジア」である。
「ダジャレ―ジア」とは、まちたちまの好きな曲の一つに「フリージア」があるのだが、そのオマージュである。
なんとまあ平然と歌えあげれるものだと、感服せざるを得ない。
https://www.youtube.com/watch?v=H3kFF4YB148(YouTube で見る)
※まちたちまの「ダジャレ―ジア」は53:30~
ちなみにフリージア耐久配信も行っている。これは「人は同じ曲をどれだけ歌い続けられるのか」という疑問のもと行われた耐久配信であり、その再生時間はなんと8時間を超える。
彼女が歌うまであることは数多の歌ってみた動画で証明されていることである。
そしてここまでネタに全振りしているにもかかわらず、時たま本気の歌を歌い始める。
なかでも、まれにほんわかした見た目と喋り方を欺く選曲センスを見せることがある。
この視聴者をいつまでも飽きさせない芸の広さもまた、彼女の強さであるのだろう。
以下の歌ってみたには全く脱帽ものである。
詳細
youtube:https://www.youtube.com/@MachitaChima
twitter:https://twitter.com/chima_machita23
2人目 歌うま×イケメン女子
竜ケ崎リン(プロフィール)
※ハニーストラップ、シュガーリリックはVtuberグループの1つ
”ハニーストラップのお姉ちゃんたちを追いかけて魔界からやってきた。シュガーリリックのリーダー的存在。本業は探偵。”(Wikipediaより引用)
彼女の場合、詳しい説明を省いて1つ動画を載せる方が効果的かもしれない。
以下はCreepy nuts「のびしろ」の歌ってみた動画である。
最高にクールでアンニュイな雰囲気にやられた方は多くいるのではないだろうか。
彼女の歌声は可愛い女子のようなものではなく、低音の響く大人の女性と形容するべき代物である。
現に彼女の歌ってみた動画で最も再生されており、彼女のコメント欄には「のびしろのカバーで一番好き」という声がかなり寄せられている。筆者である私も同意見である。
一定数イケメン女子に定評がある世の中であるが、彼らの需要全てをきっと満たしてくれると確信できる。
「のびしろ」以外にも素晴らしい歌ってみた動画が投稿されているので様々な角度から竜ケ崎リンのイケメンたるやを理解する事ができるだろう。
彼女はその声を生かして、普段はASMR配信やラジオ配信など行っており、やはりイケメンである。
竜ヶ崎リンの魅力はそれだけではない。彼女はポンコツである。
基礎学力がないことに加えて、「富士山は富士にあると思っていた。」など名言を残している。
以下は774inc.(Vtuberグループ)で1番のバカを決めようという企画動画である。彼女のアホらしさが十分に分かってもらえるだろう。
このギャップを理解した上で再び彼女の曲を聴くと、また違った視点の感想を得られるかもしれない。筆者はこのギャップを知った瞬間、親しみやすさが爆裂した。
まさにイケメンである竜ヶ崎リンにできる芸当である。
詳細
youtube:https://www.youtube.com/@Rene_Ryugasaki
twitter:https://twitter.com/Rene_Ryugasaki
tiktok:https://www.tiktok.com/@rene_ryugasaki
3人目 歌うま×儚さ
久遠千歳(くどうちさと)(プロフィール)
“魔女に不老不死の呪いをかけられた、年齢不詳の女の子。
呪いを解く手がかりを見つけようと、配信を始めた。
人里離れた小屋で暮らしている。”(にじさんじ非公式wikiより引用)
知る人ぞ知る不老不死のVtuberである。儚さ、と挙げたのはまさにそのセンスと物語性にある。まずは彼女の歌を聴いてほしい。
彼女の歌声と選曲から、彼女の深淵を感じてもらえただろうか。
久遠千歳は基本的に明るい曲を歌わない。正しくは暗い曲しか残っていない。
そこに彼女という内面性を感じざるを得ないだろう。
彼女の歌声は何というか、繊細で脆いと表現するべきなのだろうか。
彼女が生きてきたこれまでを歌声は語ってくれていると思える上に、そうであればどんな過去であったのだろうかと、聴くものを推測させてしまう。
そんなミステリアスさが彼女の歌声には秘められているのだ。
さて、ここに来て全く意味の分からないことを述べるかもしれない。
彼女は既に引退している。
ここに最高の物語性がある。もう彼女の配信を見ることはできないという現実が、より彼女の歌を魅力的にしてくれる。
久遠千歳に儚さがもとよりあったことに間違いはないが、その身を持ってした引退という現実が、まさに儚さなのである。
だからこそ、実は引退してなお未だにチャンネル登録者は増え続け、歌ってみた動画も再生されているのだ。(彼女の一般配信動画は既に削除されているが、歌ってみた動画だけは残されている)
このように述べることはある意味、ファンを怒らせてしまう行為なのかもしれない。
ところが引退してしまった以上、嘆くことは無意味で、むしろ引退後も忘れ去られることなく、彼女の歌は享受され広められていることを、喜ばしく思うべきなのではないだろうか。
その永久性こそ、久遠千歳の千歳(せんさい)の意味するところだと思わざるを得ない。
詳細
YouTube:https://m.youtube.com/channel/UCP2o-o6u4uX3uq1hXspl0rg