おすすめの動画勢VTuberを紹介
最近ではVTuberの配信といえばライブ配信が主流ですが、以前は動画投稿での配信が主流でした。
ライブ配信ももちろん良いのですが、動画の場合は自由に編集ができるので、事故の可能性があってライブで行うのは難しいような攻めた企画をすることができたり、余分な所をカットしてテンポを良くしたりすることができます。
そのため、現在でも動画をメインにしているVTuberもまだまだたくさん活躍しています。
今回は、主に動画投稿をメインコンテンツにしているVTuberの中から、おすすめの動画勢VTuberを5名ほど紹介していきます。
目次
甲賀流忍者ぽんぽこ(こうがりゅうにんじゃぽんぽこ)
甲賀流忍者ぽんぽこさんは、相方のピーナッツくんと二人組で活躍している個人のVTuberです。
甲賀流の方は「こうがりゅう」読みで、滋賀県甲賀市の方は「こうかし」読みなので注意。
元々はぽんぽこさんの兄が作っていたショートアニメに少しだけ出てきたキャラクターでしたが、兄の要請を受けてVTuberとしてデビューし、今に至ります。
基本的にはVTuberですが、着ぐるみの姿やパペットの姿も持っていて積極的に利用しているため、リアルイベントでの活動も盛んです。
初期のころの動画は「甲賀流CG」と呼ばれる実写映像(設定上は甲賀が誇る最先端のCG技術を駆使した実写のようなクオリティの映像)を使ってサルを探したり、イノシシ狩りをしたりと滋賀県甲賀市に根付いた田舎企画などが人気でした。
近年でも「ド田舎で1時間、本気でザリガニ釣りしたら何匹釣れるのか?」といった甲賀流CGでの企画動画を投稿しています。
現在では、ドッキリや食レポ、100均で買った商品レポのようなYouTuberらしい企画が多くなっています。
別企画の収益(募金するはずの数十万円)を使ってピーナッツくんにドッキリを仕掛けた『【ドッキリ】大事なお金の振込みを頼んだらパチ○コ屋にいました。』企画は中々攻めた企画でインパクトがありました。(なお、本人はお店に行ったことがありません)
「1年間毎日投稿」と称して毎日動画を投稿していた時期もあったため、動画の数もかなりの量になっているので、ざっと眺めてみると気になる企画がいくつも見つかるでしょう。
基本的にポンコツなことが多いぽんぽこさんと、不必要にイキるピーナッツくんのテンポ良い掛け合いはぜひ見てほしいところです。
田舎をネタにした企画やYouTuberらしい企画で、テンポの良い掛け合いをする姿が見たい方にはおすすめの動画勢VTuberです。
おめがシスターズ
おめがシスターズは、おめがレイさんとおめがリオさんで双子姉妹として活躍するVTuberです。
個性的すぎて人によっては好みが分かれるかもしれませんが、それでも動画勢VTuberを語る上では外せない存在でしょう。
○○してみた系やドッキリ企画のようなYouTuber系の企画と、VTuberでしか出来ないようなCGを活かした企画の両方で攻めている動画勢です。
さらに2022年には「全身は実写で顔だけVTuber」という新たな技術を取り入れ、部位Tuberという新たな表現方法を確立しました。
そのため、個人勢でありながら映像の編集技術にも定評があります。
また、投稿している動画は編集が入っているので基本的にはテンポ良く進むのですが、ボケの後にあえて沈黙を挟むことでシュールな笑いを入れてくるといった動画編集の技術的なところも評価されています。
前述した部位Tuber技術があるため、従来のVTuberではできなかったような企画ができることが強みで、ほかのチャンネルでは見られないような企画を多くみることができるでしょう。
初期はしっかりものの姉と自由奔放な妹といった感じでの掛け合いでしたが、現在ではどちらもボケになりつつあり、かなり自由な掛け合いとなっています。小学校低年齢レベルの下ネタが入るのもお約束。
「VTuberは完全にバーチャルの世界でなければいけない」という方にはあまり合わないかもしれませんが、それでも動画勢VTuberとしては十分におすすめできるVTuberです。
フィンダーおじさん
フィンダーおじさんは、VTuber人気に乗じるため自らもVTuberになってクソ動画を量産していると公言している動画勢VTuberです。(※「クソ動画」は本人が良く使う表現です)
独特すぎるキャラクターデザインだったためVTuber人気の恩恵をあまり受けられなかったので、2021年には美少女系のアバターも作られました。
2020年から現在まで、大手事務所であるにじさんじ所属のVTuberの歌動画のMVをいくつも制作しているので、VTuberをよく見ている人ならどこかで目にしていることでしょう。
一昔前の音声読み上げソフトのような声で「許してくれ」「映像制作が終わらない」などの定番フレーズを曲に合わせて何度も連呼するクソ動画や、流行しているものをネタにした短めの動画が多数あります。
YouTubeにショート動画が実装される前から、現在ショート動画で現在流行っているような「テンポの良い音楽に何らかの動きを組み合わせた動画」を投稿していたので、先見の明があったVTuberであるといえるかもしれません。
正直実際に見てみないとその「クソ動画」がどんなものなのかわからないと思うので、まずは5分でわかる!フィンダーおじさんという動画を見てください。
このまとめ動画を見て面白いと感じた人には、楽しめる動画がチャンネル内にたくさんあります。
大手事務所の仕事を受けられるだけの技術力を持った上で、あえてくだらない動画を量産していくスタイルこそがフィンダーおじさんの面白さでしょう。
また、技術系の解説動画や専門家と話している動画も稀に投稿しているので、勉強になることもあります。
レオン・ゼロミヤ
レオン・ゼロミヤさんは、バイトを掛け持ちしながら生活している亡国の王子という形で活動しているVTuberです。
個人勢・企画勢・動画勢という近年のVTuber界ではかなりの逆風を受ける活動スタイルですが、圧倒的な企画力でファンには根強い人気を誇っています。
VRChat内で何かをする企画動画が多いことも特徴のひとつです。
『細かすぎて伝わらないVTuberモノマネ』のようなストレートな企画から『【実験】VTuberの音楽でうどんを踏んだらどの曲が1番美味しいうどんができあがるのか』という謎の企画まで幅広く手掛けていることが、レオン・ゼロミヤさんの動画の特徴です。
企画をひねりすぎた結果、視聴者に引かれてしまったことも自身でネタにしています。
VTuberを応援する番組に出演した際、YouTubeよりニコニコ動画の方に向いているコンテンツがいくつもあるとのアドバイスを受けた際に、放送終了の2時間後には動画を6本アップしていたという逸話もあり、行動力もかなりのものです。
他にも行動力の高さを示すエピソードとして、甲賀流忍者ぽんぽこさんの行っている24時間生配信企画『ぽんぽこ24』内で流すCMの選考委員長を務めた際、応募された1200本の動画をほぼ全て視聴して選考したというエピソードもあります。
動画編集によるテンポの良さよりも、無理やり勢いで乗り切ろうとするような企画動画が好きな方におすすめの動画勢VTuberがレオン・ゼロミヤさんです。
天菜はかせ(あまなはかせ)
天菜はかせさんは、クソ動画制作大好き女と自称する動画勢VTuberです。
16歳なのに大学を卒業済みという設定ですが、天菜は「てんさい」ではなく「あまな」なので注意。
初回の自己紹介からすでに「VTuberとしてどうやったら視聴者の記憶に残せるか」といったメタ的な発言を乱発しているため、かなり攻めた動画勢VTuberと言えるでしょう。
投稿している動画も『【謝罪】サンタの生け捕りに失敗してしまいました』といった、ひねりすぎていてどこに着地しようとしているのか分からない動画が多くあります。
また、配信中に「企業に所属するよりは会社を作りたい」と発言したことを真に受けた視聴者から100万円をもらい、本当に株式会社天菜研究所を設立してしまうというエピソードも持っています。
○○してみた系や実際のエピソードを語る系、コント系の動画がメインですが、全てにおいてインパクトが強すぎる動画となっています。
面白い企画動画というよりは、存在自体が面白いVTuberがテンポよく面白エピソードを語る動画が見たい方におすすめの動画勢VTuberが、天菜はかせさんです。
まとめ
この記事では5名の動画勢VTuberを紹介してきましたが、この他にも数多くの動画勢VTuberが活躍しています。
編集が可能な動画だからこその攻めた企画や、テンポの良い掛け合いなどは見ていてとても面白いので、普段大手VTuberのライブ配信しか見ない方もぜひ動画勢VTuberの投稿を見てみてください。
ライブ配信とは違ったVTuberの良さを味わうことができると思います。