VTuberの耐久配信で面白い動画を紹介

VTuberの配信の中には「耐久配信」と呼ばれるスタイルの配信があります。

この記事では、耐久配信とはどんなものかをかんたんに解説し、実際にどのような耐久配信が行われたのか実例を5つほど挙げて紹介していきます。

 

 

目次

耐久配信とは?かんたんに解説

耐久配信とは「ゲームをクリアするまで」や「チャンネル登録者数が目標数を突破するまで」といった目標を決めて、達成を目指して配信をしつづけるスタイルの配信です。

 

耐久配信をすると長時間の配信になりやすいため、普段は時間帯が合わず今まで見ていなかった人が見てくれたり、SNSなどで話題になっているのを見た人が見に来てくれたりするため、とにかく目立つために耐久配信をするVTuberも多くいます。

 

また、耐久配信は目標達成に向かって頑張っている姿をみることが好きな人にも好評の配信スタイルです。

 

 

おすすめの耐久配信を5つ紹介

多くのVTuberがいろいろな耐久配信を行っていますが、ここでは再生数が多かったものや高評価が多かったもの、企画が珍しかったものなどを5つほど紹介していきます。

 

緑仙さんの「ボカロ100曲リベンジ耐久配信【にじさんじ | 緑仙】」

1つ目に紹介するのは、にじさんじ所属の緑仙さんによるボカロ曲を100曲歌う耐久配信です。

(他にも同じような企画をやっている方はいますが、再生回数が多かった緑仙さんのものをここでは紹介していきます)

 

この耐久配信は、タイトル通りボーカロイド曲を100曲歌い続けるまで終わらないという正統派の耐久企画です。前回は諸事情によりアーカイブが残せなかったため、リベンジという扱いになっています。

緑仙さんは、過去にも500曲歌いきるまで終わらない配信(こちらは1コーラスのみ)も複数回行っているので、歌のうまさだけでなくレパートリーの広さにも定評のあるVTuberと言えるでしょう。

 

この耐久配信は、ボカロ曲が好きな人にはぜひ聴いてみてもらいたい歌系の耐久配信です。

また、同チャンネル内にて他のジャンルの曲も多く歌っているため、ボカロに詳しくない方でも楽しめると思いますので、興味が湧いた方はぜひチャンネルの方を見てみてください。

 

グウェル・オス・ガールさんの「チャンネル登録者100万人耐久配信」

2つ目に紹介するのは、にじさんじ所属のグウェル・オス・ガールさんによるチャンネル登録者100万人を目指す耐久配信です。

(この企画は、耐久配信中にずっと不眠不休で何かをしつづける一般的な耐久配信ではないため耐久配信に含むかどうかの賛否はありますが、珍しいもののため紹介します)

 

この企画は、チャンネル登録者100万人になるまで耐久するという企画の耐久配信です。

それだけ聞くと良くある企画のように聞こえますが、この配信を開始したときの登録者数はなんとまだ20万人を越えた程度。

 

登録者100万人を目指す耐久配信の場合、普通なら最低でも90万人後半を超えたあたりからやるところを、あえて22万人時点からスタートするという狂気の耐久配信です。

なんと2021年の9月から131日後の2022年1月まで配信され続けました。

 

そのため、普通の耐久配信は配信者が何かに挑戦しつづける姿を映すものですが、この耐久配信は本人だけでなくパソコンなどの配信機器への耐久配信でもありました。

残念ながらこの配信はアーカイブが残っていないため、いまからはみることが出来ませんが、3000時間以上も配信を続けたという珍しい記録として残っています。

 

なお、結果は100万人達成せずに機材トラブルで途中終了という形で終わりました。

 

名取さなさんによる「【KAWAII耐久】視聴者のおうちのペット50命描くまで終われない!!」

3つ目に紹介するのは、名取さなさんによる絵を50枚描き終わるまで終われないという耐久配信です。

ペットの数を表す単位が匹ではなく「命」となっていますが、これに関しては動画内で元ネタが解説されています。

 

視聴者から送られてきたペットの写真を見ながらイラストにするだけの企画ですが、名取さなさんはこれを50枚描き続けるという耐久企画にしてしまいました。

最初は普通に描いていましたが、3枚目の時点ですでに独創性を発揮し始め、ペットはそのまま可愛くデフォルメしつつ背景を大胆にアレンジして面白いイラストに仕上げていく過程はぜひとも見て貰いたいところです。

 

この企画の途中で5分だけ休憩をしますが、休憩をしているはずの時間になぜかTwitterアカウントが動いていて、実際はほとんど休憩していないまま7時間で50枚を描き上げ「完走した感想」を語って締めてくれました。

ペットの可愛さはそのままに背景や小物でアレンジしてアートっぽくしているので、動物のイラストを見ることが好きな人には特におすすめできるお絵描き系の耐久配信です。

 

余談ですが、名取さなさんはにじさんじや774inc.に所属するVTuberの公式グッズや公式LINEスタンプなども描いていたりもします。

 

兎田ぺこらさんによる「190万人も達成したいしミミズのチャンピオンにもなるぺこ!」

4つ目に紹介するのは、ホロライブ所属の兎田ぺこらさんによるチャンネル登録者190万人を目指す耐久配信です。

この企画は、チャンネル登録者が190万人行くまでゲームをしながら耐久する配信なのですが、なんと開始して15分ほどで目標の190万人を達成してしまいます。

 

本人もまったく予測していない早さで登録者が増えてしまったため、190万に到達する直前では「早すぎる」と戸惑いながら叫ぶ姿も見られました。

なお、動画内でも語っていますが企画立案時点では2時間ほどかかると見込んでいました。

 

この配信の面白いところは、わずか15分で耐久配信の本来の目的を達成してしまったのに、ほんの数分だけ祝った後はなにごともなかったかのように普通に耐久配信を続けるところです。

確かにタイトルを見ると「ミミズのチャンピオンになる」とも書いてあるのでSlither.ioというゲームを続ける理由もわかるのですが、チャンネル登録者190万人というほとんどのVTuberが達成できない目標のほうがまるでついでのようになってしまっている配信はおそらくこの耐久配信だけでしょう。

 

耐久配信がわずか15分だけで終わってしまうという面白さは、残念ながらリアルタイムで見た人にしか味わうことができないのですが、それでもチャンネル登録者190万人達成したことをまるでおまけのようにしてゲームを続けるという荒業は、他のVTuberには中々真似できない唯一無二の配信だったと言えます。

 

VTuberの耐久配信の珍しいパターンとして、紹介させていただきました。

 

レオン・ゼロミヤさんの「細かすぎて伝わらないモノマネ100ネタ耐久配信」

最後に紹介するのは、個人勢のレオン・ゼロミヤさんによるモノマネを100個やるまで終われない耐久配信です。

タイトルには書いてありませんが、企画内でやっているモノマネは多くがVTuberのモノマネになっています。

 

レオン・ゼロミヤさんがやっているモノマネは、元ネタの人の特徴をよく掴んでいてそれだけも面白いのですが、それをちょっと大げさに表現するタイトルがとても秀逸なため、ネタがわかる人にはかなり楽しめる耐久配信です。

モノマネのタイトルの一例を挙げると「とにかく両手を広げる田中ヒメ」「理解が追い付かない話をとりあえず盛り上げるおめがシスターズ おめがリオ」「コメントでフレームレートが違うとまで言われる宝鐘マリン船長のダンス」「片手ですべてを切り裂く樋口楓」などなど。

 

VTuberが好きで追っている人なら、このタイトルだけでどんな動きをするか想像がつく方もいるかもしれません。

また、この企画では体を使うモノマネが多かったのですが「苦しまなきゃ耐久配信じゃない」という名言を残すなど、耐久配信に対するプロ意識も見せつけてくれた配信です。

 

フルトラッキング環境でするVTuber系のモノマネが好きな人は、ぜひ見てみてください。

 

 

まとめ

今回は、耐久配信の例として5つほど企画が面白い耐久配信動画を紹介してきました。

耐久配信は、当然ながら長時間になりやすいため、視聴する側にも時間と体力が必要です。しかし、耐久配信でしか味わえない楽しさもあるので、機会があれば耐久配信を見てみることをおすすめします。

いつ終わるかわからない耐久配信では、リアルタイムでしか体験できないようなハプニングにも出会えるかもしれません。

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